起立性調節障害とは?

こんにちは!スタッフの岩井です。

 

起立性調節障害について説明をしていきたいと思います。

 

朝起きられないというのが代表的な症状ですが、

 

自律神経のバランスが崩れやすい思春期に起こります。

 

本来、リラックスしている時に優位になる副交感神経によって、

 

寝ているときには、穏やかに血流が流れているのですが、

 

朝起き上がる時には、反対の作用の交感神経で血圧を上昇させ、

 

体内の血流を促進し、活動を始める準備をします。

 

しかし、思春期でのストレスなどで自律神経が乱れてしまうと

 

そのコントロールがうまくいかなくなり、

 

重症の場合は起きられずに日常生活に悪影響がでて、

 

不登校につながってしまうのです。

 

代表的な症状は、立ちくらみ・失神・倦怠感・朝起床困難・頭痛・腹痛・動悸・

 

午前中に調子が悪く午後に回復する・食欲不振・車酔い・顔面蒼白

 

このうち、3つ以上あるいは、2つ以上でも症状が強ければ起立性調節障害を疑い、

 

寝た状態と立ち上がった状態で血圧と脈拍の数値を測り診断されます。

 

これらの症状は、立位や座位で強くなり、横になると軽減する傾向にあります。

 

また、午後には楽になるため、夜になると通常の生活が出来ていることが多いことから

 

携帯やテレビの刺激で交感神経が過剰に働いてしまい、

 

寝れずに昼夜逆転の生活になりやくなります。

 

実は多くの子供たちが悩んでいます。

 

軽症も含めると、小学校の5%、中学の10%が発症していて、

 

不登校になっている子の3~4割はこの病気だと言われています。

 

病気について理解していないと、「なんで起きられないんだ。」

 

「自分は、怠け者だ」と自信をなくしてしまいます。

 

周りからは、単に「病弱」「甘えている」「気持ちの問題」

 

「携帯の見すぎで寝不足」などと誤解されるケースも多々あります。

 

それらのストレスから心を閉ざしてしまい、学校に行ける回数が減って、

 

生活リズムが崩れることにつながり、自律神経の乱れから症状を悪化

 

させることにもなるため、正しい診断を受けることが大切です。

 

診断が出れば、診断書を学校に提出することで

 

先生や周りの生徒にも体調が悪い事が伝わります。

 

僕自身の考えでは、「そのままでいいんだよ」

 

と周りの人が受け入れることが大切です。

 

一人一人の個性があって当然ですし、何かに優れていないと認められない世の中は、

 

間違っていると思います。

 

小学生を卒業できている時点で凄いことですし、

 

誰かと競って生きにくい環境をつくっているのは、周りにいる大人だったりしますよね。

 

今は、どんな生き方でも選択できる世の中です(責任をとれるなら)

 

偏った考えではなく、様々な情報を入手して柔軟な対応をして頂きたいです。

からだメンテナンス整体院